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隙間花壇  9月

今朝久々に隙間花壇に新しい花を見つけました。


まだまだ勢いのあるオシロイバナの向こうに、特徴的な赤い花が。


ヒガンバナでした。

葉っぱも無しに地面からいきなりズイッと伸びた茎の先端に、真紅の大きな花がひとつだけ咲く…と認識していたのですが、これは5〜7個の花が放射状に固まって咲いているそうです。

それにしても、インパクトのある立ち姿です。

その凄みさえ感じさせる外見から、あまり良くないイメージも持たれている花ですが、お彼岸の近い9月のこの時期。

列車の車窓などから、田圃の畦道がヒガンバナで赤く染まっているのを見るのは、また季節が深い秋へと進むのをしみじみ実感させてくれます。

埼玉県高麗の巾着田には、なんと500万本のヒガンバナが咲くそうです。

しかし「隙間花壇」のヒガンバナは「2本」…。何しろ隙間ですからね。

このくらいの本数が、この花にはちょうど良い気もします。

また、日本に無数に咲くヒガンバナは、何と総て遺伝的に同一の個体だそうです。

稲作の伝来と共に大陸から来たという、その時のままの個体を今自分が見ているということになります。

ヒガンバナにもまた、悠久の時間の流れを感じてしまいました。

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  1. うちの近くでも咲き始めました。英語では spider lily 。すごくないですか? 花の終わりには実にその凄みの極まる感じがしますよね。

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