景清ツレの位取り
今日は宝生能楽堂にて開催の「宝生会特別公演」にて能「景清」のツレを勤めさせていただきました。
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「景清」のツレは2人いて、1人は景清の娘である”人丸”、もう1人は男性である”人丸の従者”です
私は”人丸の従者”でした。
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最初に”人丸”と”従者”が一緒に謡ういわゆる「同吟」がありますが、この同吟の位取りが非常に難しいものでした。
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先ず男性と女性という性別の違う2人が、それぞれのキャラクターを損なわないように謡わなければなりません。
そして「景清」は奥伝の曲なので、それを考慮しつつ、しかしあくまでも「ツレ」なので重くなり過ぎないように。
更に行方不明の父親を探して相模国から日向国まで遥々長旅をするという、精神的にも肉体的にも厳しいシチュエーションなども勘案しなければいけないのです。
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申合、本番ともに地謡の先生方などから細かなご注意をいただきました。
課題も残ったツレでしたが、多くの学びもある御役でした。
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次は月末4月27日の「七宝会」での能「昭君」シテに向けて、また稽古に励んで参りたいと思います。