舞台出演予定を更新しました
舞台出演予定を更新いたしました。
近々では5月6日(土)13時半より、香里能楽堂にて七宝会端午公演が催されます。
七宝会では初シテとなる辰巳和磨師の能「花月」が初番です。春の清水寺を舞台に、少年花月が様々な芸を尽くしてみせます。若手のホープである和磨師にぴったりの演目です。
また山内崇生師の能「阿漕」は、釣竿や網を使って密漁の様子を再現しますが、この竿や網の扱い方が難しく、また謡も緩急がある難曲です。
これに加えて辰巳満次郎師の仕舞「杜若クセ」があります。これは二段グセと言ってとても長く、見せ場の多い仕舞です。
そしてもう一番の仕舞「土蜘」は、私がシテ土蜘の化身(能では僧侶の姿をしています)を、辰巳孝弥師が源頼光を演じます。
能土蜘における前半の山場、怪僧と頼光の戦いのシーンを仕舞にしたものです。
実は恥ずかしながらこの歳まで土蜘のシテを勤めた経験が無く、あの白糸のような蜘蛛の巣が上手く飛ぶかどうか若干心配ではあります。
心して稽古をして本番に臨みたいと思います。
これ以外に大蔵流狂言「飛越」シテ善竹忠亮師も演じられます。
今回も見処満載の七宝会端午公演に、皆さまどうかお越しくださいませ。