見学者第1号
昨夜の京大宝生会稽古は現役部員や新OGが引っ切り無しに出入りして、何となく舞台の本番のような華やかなざわつき感がありました。
今週からいよいよ新入生が大学にやって来て、本格的な新歓が始まったのです。
とは言え昨日はまだ京大生協のイベントがあるだけで、その出入りに合わせてビラ撒きをしたものの、BOXまで新入生が見学に来ることは無さそうでした。
ビラ撒きが一段落してようやく通常の稽古に入って暫くした頃、「あれ、K君がいない」誰かが気付きました。
さっきまでいた筈の新3回生K君が何処かに行ってしまいました。
しかし京大においては、急にふらりといなくなる人は決して珍しく無いのでそのまま淡々と稽古を続けていました。すると…
19時半頃になってBOXの扉が開き、K君が顔を出しました。「ああ、帰って来た」と思ったら、K君の背後に見慣れない男の子の姿が…。
K君「新入生です。吉田食堂の前で声をかけて連れて来ました」
なんと!新入生見学者第1号です!
「京都の北部から来た1回生の○○です。理学部です」
ぎこちない自己紹介の後、こちらも現役、OGの順にやはり何と無く照れ臭そうに名前、学部、出身地を名乗りました。
これから1〜2ヶ月の間おそらくこの光景が繰り返されるであろう、しかし記念すべき最初の見学者でした。
京大の場合、見学に来た日に入部する人は少なく、何回か来ているうちに慣れていって入部に至る、というパターンが多いのです。
彼もこれから何度か稽古に来て、是非とも入部してほしいと思います。
しかしふらりといなくなって新入生を連れて来たK君は、謎めいていますが素晴らしいです。
現役と若手OBOGの皆さん、これから新歓どうか頑張ってください!