急坂登りと仕舞稽古
今日は午前中に大山崎稽古でした。
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JR京都線の踏切を渡った所に天王山の登り口があり、そこから稽古場の「宝積寺」まで続く坂道は、私の知っている中では一番急で長い坂道です。
昔内弟子の頃に、タレントが坂道を全力疾走で登るという深夜番組を何度か見ましたが、宝積寺への急坂は、常人ではとても走っては登れないと思います。
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それほど急な坂道を、大山崎澤宝会のある御高齢の会員さんは、毎回歩いて登って稽古に来てくださいます。
数年前に膝を悪くされたという事なのですが、杖をつきながらも確りとした足取りでゆっくりと登って来られるのです。
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そして、仕舞の稽古も「膝がまだ治らず、座れなくてすみません」と仰りながら、休まず毎回参加されています。
今日も仕舞「女郎花クセ」と「松虫キリ」の2番を、他の3人の会員さんと並んで頑張って舞っておられました。
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この2番のうちのどちらかを、9月21日の澤風会京都大会の舞台で舞っていただきたいと思っています。
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膝への負担を出来るだけ軽くするように、私も気をつけてお稽古して参りますので、どうかこの先もずっと、毎年大江能楽堂での澤風会大会で仕舞を舞っていただきたいと願っております。