鶴亀稽古で気づいたこと
昨日の松本稽古では、また新しい見学の方が来られました。
最近松本では新しい会員さんが次々と増えて、昨年暮れから昨日迄に大人6人、小学生1人が増えたことになります。
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新しく設けた「初級者向け謡」の参加者も多くなり嬉しく限りです。
曲は、昨日から「鶴亀」になりました。
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ベテランの会員さんでも、途中から入会して「鶴亀」はまだ習っていないという人は一緒に稽古しました。
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初心者向けなので、”アタリ”や”マワシ”などの記号も一から説明して、ゆっくりと稽古を進めていきます。
ベテラン組には少々退屈な稽古になるかもしれないな、と心配しながら冒頭から初同までの2ページほどを30分かけて稽古しました。
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終わってベテランの人に「すみません、ちょっと物足りなかったのでは…?」
と聞いてみると、
「いえいえ、初めて聞くことがあって良かったです」
との答えが。
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ベテラン組の謡稽古では、説明する内容を少しずつ省略して、稽古スピードを徐々に上げていく方針をとっています。
しかし、偶に振り返って細かな説明をするのも大切だと、昨日の「鶴亀」稽古で気がつくことが出来ました。
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短期間で沢山の新人さん達を迎えた松本稽古場。
今後ベテラン組と上手く融合して稽古場全体が活性化していくように、私も色々工夫して頑張って参りたいと思います。