新作能に吹き込まれる生命
あっと言う間に今年も4日が経過してしまいました。
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年末からずっと東京で過ごしていますが、お正月の東京は何と言っても電車が空いているのが良かったです。三が日の移動中はゆっくり座って本を読むことができました。
そして忘年会シーズンに多かったホームの酔客もお正月には姿を消して、東京も一年中この雰囲気と人口密度ならもっと住みやすいのに…と思ってしまいます。
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今日は水道橋で新作能「王昭君」の稽古がありました。
私は地謡での参加なのですが、一回稽古する度に節や位や囃子の手組が定まっていき、まるで曲に徐々に命が吹き込まれていくように感じます。
これに型が加わって立体的になると、いよいよ曲が生命を持って動き出すわけです。
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新作能に限らず、能は謡本を読んだだけの印象と、実際に能舞台で演じられた時の見え方が全く異なる曲が多い気がします。
今回の新作「王昭君」が舞台の上でどのような能として顕現するのか、楽しみになってまいりました。
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新作能「王昭君」
1月26日(土)13時半開演 於たかいし市民文化会館アプラ大ホール
チケット一般1000円 高校生以下500円
お問合せアプラホール072-267-0018