先輩も後輩も同様に
今日は午前中に水道橋宝生能楽堂にて月並能申合があり、私は能「雨月」の地謡を勤めました。
その後昼からやはり水道橋にて五雲会稽古があって私は能「舎利」を舞い、更にその後京都に移動して夕方から22時まで京大稽古をしました。
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京大稽古では、何故か最初の人に注意した点がその後の人でも気になってしまうことがあります。
今日で言うと、「構えの左手の親指が曲がっている」という点と、「足拍子の音にムラがある」という点を何人かに注意しました。
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1回生だけでなく、先輩であっても気がついたら全く同様に注意するようにしています。
これは、先輩の型をきちんと直さないと結局後輩に良くない型が伝わってしまうことがあるからです。
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また、先輩達には卒業してもなるべく続けてほしいので、長期的な視点で型や謡を良くしていってもらいたいという気持ちもあります。
なので、明日金沢である「琥珀の会」のメンバーのようなOBOGであってもやはり同様に気がついたことは直していきたいと思います。
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この方針には勿論自戒の心もあって、京大BOXや江古田稽古場などの鏡がある稽古場では、誰かの注意をしながら自分の型も見て、おかしいと思った箇所は修正するように心掛けています。