OB会新入生
昨日の京大宝生会稽古は「新入生狂騒曲」という趣きでしたが、一夜明けて今日は京都紫明荘組の稽古でした。
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ゴールデンウィーク初日で京都の街は人で溢れ返っておりましたが、有り難いことに澤風会稽古場も今日は千客万来で、福井在住の会員さんのおめでた報告があったりして、20人を越える人達がいらして色々賑やかに過ごしました。
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そしてようやく終わりが見えて来た夕方頃。
私の頭の中では、「今日は来るべき人は全員来られたかな…」とちょっとホッとしていた時に、稽古場の引戸が開くような微かな気配がしたのです。
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それでも気のせいかな…?と思っていると、入口から静かに顔を覗かせたのは新OBのK君でした。
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おお、なんと!
確かにK君には先週の七宝会の時に、「28日は澤風会稽古日だから、良かったら来てね」と言っていたのでした。
彼にとってはOBになって澤風会稽古場での最初の稽古になります。
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京大宝生会は現役の数年間もとても濃密なのですが、なんと卒業しても、同じくらい濃密で楽しい「OBOG期間」が始まってしまうのです。
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自分のペースで稽古出来て、現役では習えなかった難しい曲を好きなだけ稽古出来ます。
そしてまた連綿と続く「京大宝生OB会」の一員になり、名だたる先輩達の末尾に名を連ねて、もう一度「新入生」の気分を味わうことも出来るのです。
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今日から新たにOBとして稽古を開始したK君。
これから充実したOB生活を送ってほしいものです。
また同学年で卒業してまだ稽古に来ていない何人かの新OBOGさん達も、どうか時間のある時に稽古に来てほしいと願っております。