今年最後の五雲会

今日は水道橋宝生能楽堂にて五雲会に出演して参りました。

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ちょっと早いのですが、これが今年最後の水道橋の舞台になります。

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私は留(最後)の能「船弁慶」の地謡でした。

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今年最後の五雲会ということで、見所も沢山の人で溢れています。

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思い起こすと、私の今年最初の舞台はこの水道橋での1月の月並能で、しかもその初番の能「翁」の地謡でした。

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月並能の初番地謡で始まった今年を、五雲会の留地謡で締めくくれるのは、なんだか輪がぴったり閉じるようで嬉しいことでした。

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楽屋の何人かの人達や、ロビーでお会いした方々などに「今年お会いするのは多分今日で最後ですよね。どうか良いお年を」と挨拶を交わして宝生能楽堂を後にしました。

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来年からは五雲会の形式が変わって能が3番になり、そのかわりに新たな舞台「夜能」がスタートします。

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私も5月25日の夜能で能「夜討曽我」のシテを勤める予定です。

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今は新たな方向へとどんどんチャレンジを続ける宝生流です。

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私は基本的には変わらずに淡々と進んで行きたい性格なのですが、そうは言っても今年の自分に何か少しでも付け加えられるように、来年も精進して参りたいと思います。

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