桜と桃、そして南アルプス

しばらくブログ投稿をお休みしておりました。

また少しずつ再開したいと思います。

昨日は松本稽古でした。

この時期の特急あずさの移動は車窓からの景色が特に綺麗なのです。

まず東京は桜が満開でした。

これは東小金井あたり。

八王子を過ぎて山間部を縫うように進んでいくと…

やがて甲府盆地が見えて来ます。

この写真、拡大するとピンク色の部分があります。やや右下の部分です。

そう、この時期の甲府盆地と言えば「桃の花」なのです。

菜の花との共演。

盆地全体が桃の花で埋め尽くされた感じで、今年も桃源郷の世界を満喫できました。

甲府を過ぎるとやがて左手に南アルプスの山々が見えてきます。

小淵沢駅からの眺め。

左側に鳳凰三山(地蔵ヶ岳、観音岳、薬師岳)

右側に甲斐駒ヶ岳です。

雪と岩のグラデーションに光が差し込んで、神々しいような美しさでした。

「北アルプスは男性的で南アルプスは女性的」という表現をどこかで読んだことがあるのですが、目の当たりにする南アルプスの山々はとても雄々しく男性的な力強さを感じました。

松本に到着したら北アルプスの風景と見比べてみたい、と思っていたのですが、残念ながら北アルプスは大半が雨雲の中でした。

松本市内を流れる女鳥羽川の桜はまだまだ蕾で、信州の本格的な春はもう少し先のようでした。

桜満開の東京から早春の松本まで、花と山々の絶景を堪能した電車旅になりました。