和洋折衷言語での稽古

今日は久しぶりの京大稽古でした。先月の「関西宝連」以来の稽古になります。

「関西宝連」では素謡「鶴亀」だけの出演だった新入生達は、来る6月29.30日の「全宝連京都大会」で仕舞デビューすることになっています。

新入生の仕舞を1人ずつ本格的に稽古するのは初めてだったのですが、既に関西宝連で謡を稽古した効果が出て、シテ謡がちゃんと謡の声になっていて驚きました。

またカナダからの留学生も仕舞「紅葉狩」を出すので、2回生の先輩が稽古をつけていました。

その稽古が英語を交えたとても面白いものでした。

「ユア上半身キープストレート!(上半身を真っ直ぐに!)」

「ライク キング!(王様みたいに胸を張って!)」

「フットは全部キープグラウンド!(足の裏を地面につけたままで摺り足!)」

という和洋折衷言語で、聞いていてちょっとニヤリと笑ってしまいました。

でもこの稽古を受けた留学生さんは意味を良く理解して型をやっていて、中々に筋が良いのです。

全宝連までにはまだ稽古があるので、より精度を上げて、良い仕舞になるように私も頑張って稽古したいと思います。

私は日本語しか使えないのですが…。