構えた時の”爪先”
今日は江古田稽古でした。
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夕方に仕舞稽古にいらした方は、前回まで「桜川」、今日から新しく「岩船」の仕舞を始める事になっていました。
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稽古を始めようとすると、その会員さんから、
「岩船のような強い曲は、構えは爪先を開いた方が良いのでしょうか?」
と質問されたのです。
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半ば好みの問題かもしれないのですが、私は「爪先を開いて構える」というのはしないようにしています。
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“柔らかい”仕舞では足を揃え気味で、”荒い”仕舞では腰を深く入れてやや足を開いて構えます。
しかしどちらも両足は平行にして、爪先は開かないように意識して構えているのです。
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腰を入れて力を込めて構えた結果、少し爪先が開いて見えるくらいは良いと思います。
でも開き過ぎると”ガニ股”になって、見た目が美しく無い気がします。
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「鬘桶」に座っている時も同様で、足先は常に平行になるように気をつけております。
ただ古い舞台写真などを見ると、明確に爪先を開いて構えているものがあるので、やはり個人の考え方や、時代によっても構えは微妙に変わるのかもしれません。