同期の交流
先日京大宝生会の部長さんにメールした時の事です。
メールの用向きは、今度の澤風会郁雲会の自由参加の素謡「鶴亀」のシテとワキを、京大1回生の誰かにお願いしたいというものでした。
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するとすぐに返信が来て、シテワキの名前がちゃんと書いてあります。
早いな、と思って返信の続きを読むと、なんとその日は1回生で集まって、大阪ベイエリアにある某有名テーマパークに遊びに来ているというのです。
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皆でジェットコースターに乗った時の事などが楽しそうに書いてありました。
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大変素晴らしい事だと思い、数日後に京都稽古場で若手OBに話したところ、
「…まあ私の学年では一生無いでしょうね」
彼の学年は男子2人なので、それはまあそうでしょう。。
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しかし私の現役時代は、同期が男子2人女子2人だったのですが、遊園地どころか3回生になるまで同期揃って御飯を食べた事すら無かったのです。
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それは流石にサークル運営上も良くないだろうと言う話になり、同期4人で洋食屋の個室を予約しました。
クロスの掛かった四角い大きなテーブルを4人で囲み、あまり盛り上がる事もなく静かに洋食を食べたのを覚えています。
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そんな同期4人ですが、なんだかんだで卒業から30年以上経た現在でも交流は続いております。
細く長い繋がりというやつでしょうか。
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引き換えて今の1回生達は、宝生会に入ってすぐからずっと仲良しです。
どうかこれからも太く長く交流を続けていってほしいと願っています。