もう春一番…
今日は水道橋宝生能楽堂にて「宝生会定期公演」の申合があり、私は能「巴」の地謡を勤めました。
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能「巴」は”粟津が原の合戦”を描いた曲で、謡の中で「頃は睦月の空なれば、雪はむら消えに残るを」とあります。
早春とは言え、まだまだ寒風が吹き荒ぶ野原の風景が浮かぶ謡です。
旧暦睦月ならばちょうど今頃か、もう少し後の頃の出来事のはずです。
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しかしながら、今日の東京は寒風どころか「春一番」が吹いて気温は20℃まで上がりました。
私はシャツにカーディガンという軽装で、完全に春の服装でした。
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申合の後に九段下の「わんや」に謡本を求めに行くと、わんや社長が出てきて、
「桜が咲きそうな気候ですね…!」
確かにこの陽気では桜も驚いて早咲きしそうな気がします。
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さらに沖縄在住の知人からは、
「車の温度計だと外気温は29℃です…」
という便りもあり、桜どころか夏が来てしまいそうです。。
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おそらくこの調子では今年の夏も酷暑になる事でしょう。
暑さの苦手な私は、そのつもりで今から色々な暑さ対策を考えておかねばと思ったのでした。