大山崎の梅、桜、松
今日は緊急事態宣言が解けてから初めての大山崎稽古でした。
.
謡の稽古は今回から新しい曲「鉢木」です。
人数分の謡本を携えて、宝寺に向かうあの天王山の急坂を登っていきました。
.
.
すると坂の途中でちょっと驚く事があったのです。
坂の路面に「大山崎町」と書かれたマンホールがありました。
そのデザインが「鶯、桜、松」だったのです。
.
鶯と言えば「梅に鶯」。梅の花を思い起こさせます。
そして今日これから稽古を始めようという「鉢木」という曲では、シテが「梅、桜、松」の鉢の木を薪にして燃やすシーンがハイライトになっているのです。
.
何かとても縁起がいい気がして、良い気分で稽古に向かいました。
.
それにしても、大山崎町と「梅、桜、松」は何か関係があるのだろうか…。まさか群馬県の佐野と姉妹都市とか…。
稽古を終えて坂を下りながら、何か手掛かりは無いかと探してみました。
すると…
.
.
ありました!
観光用の大きな地図の看板に、「町の花・鳥・木」として「さくら、うぐいす、赤松」と書いてあったのです。
.
なんと、ではマンホールの「鶯(梅)、桜、松」のデザインは、鉢木とは全く関係ない偶然の組み合わせだったのですね。
しかし偶然にしては出来過ぎな気がします。
やはり何か縁起がいい気がして、更に良い気分で次の亀岡稽古に向かったのでした。