7ヶ月ぶりの稽古
昨日は江古田稽古でした。
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江古田稽古場では、旧ジパング倶楽部謡曲教室の会員さん達を母体とした謡の団体稽古を、10年以上ずっと続けています。
しかしコロナウイルスの影響で、今年3月以来7ヶ月にわたって稽古を休止しておりました。
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そして昨日、ようやくその団体謡稽古が再開されたのです。
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7ヶ月前と変わらない皆さんが元気に集合して、久々の再会を喜び合いました。
団体稽古にあたっては、窓開け換気、控えめな発声、また私の謡は録音した音源をスピーカーで流して私自身は説明だけをする、という方法をとりました。
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全力で謡えないのは少々物足りなく感じます。。
それでも「龍田」の後半を1時間みっちりと鸚鵡返しした後は、久しぶりの充実感がありました。
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先日92歳になられたという澤風会最高齢の会員さんも全く変わらずお元気な様子で、仕舞「吉野静」を稽古すると7ヶ月前よりも上達されていてびっくりしました。
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そして江古田稽古から一夜明けて、今日は早朝の飛行機で鹿児島に向かっています。
故石黒孝師のお社中会を石黒実都師が引き継いだ「皓月会50周年記念大会」が2日間にわたって開催され、最後には玄人による「かごしま能」があり、辰巳満次郎師の能「俊寛」などが演じられるのです。
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稽古と舞台の日々が、本当に少しずつですが平常運転に戻りつつあります。