七葉会の話し合い
一昨日の土曜日には、水道橋宝生能楽堂にて「五雲会」が無事に開催されました。
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見所の座席の半数には、「全国宝生流学生能楽連盟」の学生達から募集した「能に出て来る和歌」が貼られて、地謡は顔の下半分を覆面でおおい、切戸は換気のために開け放してあり…
等々、これまでの舞台とはいくつかの点で異なる様子でした。
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それでも200人近いお客様にいらしていただき、華やいだ見所を前にして勤める舞台は本当に久しぶりで、「ようやく帰って来たなあ…」としみじみと嬉しく思いました。
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その五雲会終了後に、「七葉会」のメンバー7人がこちらも数ヶ月ぶりに顔を揃えて会合を開きました。
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8月に予定していた「七葉会10周年記念大会」は、残念ながら来年に延期することになりました。
7人が主宰する各会とも、稽古がほとんど出来ない状況が未だ続いているのです。
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しかし、七葉会として今年全く何もせずに終わってしまって良いのか、何か出来ることは無いだろうか…と7人で相談しました。
その結果、
「七葉会10周年記念公演」
という形で、我々7人の若手楽師を中心とした玄人による能楽公演を開催することにいたしました。
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日時は8月9日(日)13時半開演予定。
場所は宝生能楽堂です。
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夜までかけて話し合い、番組もほぼ決まりました。
仕舞、連吟、舞囃子、半能と盛り沢山の番組です。
早急にチラシなどを作成いたしますので、番組詳細はまた追ってお知らせいたします。
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七葉会のそれぞれの会員の皆様と、世の中の人々に、少しでも元気をお届け出来るような熱い舞台にしたい。
その意気込みで7人とも張り切って準備を進めて参ります。
どうか続報を今少しお待ちくださいませ。