久々の舞台、「夜能」申合
全国の緊急事態宣言もようやく解除され、今日は水道橋宝生能楽堂にて「夜能」の申合に行って参りました。
私は能「野守」の後見を勤めました。
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宝生流の定例公演に出演するのは、3月の「春の別会」以来2ヶ月ぶりになります。
久々の宝生能楽堂の舞台は、感慨深いというよりは、何かフワフワとして頼りないような、どこか落ち着かないような不思議な気分でした。
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来月から五雲会も再開されて、徐々に舞台の数が増えていけば、またすぐに常の感覚を取り戻すことが出来るでしょう。
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明日本番の「夜能」は無観客で、有料動画配信の形で皆様にご覧いただきます。
そして配信される動画では、能「野守」の映像の前に、「いとうせいこうの能楽紀行」というコーナーがあります。
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これは作家のいとうせいこうさんと私が、対談形式で能「野守」の世界をナビゲートするというものです。
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対談というと、昨年秋に泉涌寺で偉い僧侶様と対談して大変に緊張したのを思い出します。
明日も緊張すると思われますが、お相手のいとうせいこうさんにお会いするのは楽しみです。
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いとうさんの本では「見仏記」という各地の仏像を見に行くシリーズを何冊か読ませていただいたことがあります。
コミカルな文体の中に深い思索が散りばめられた、大変面白い「旅本」でした。
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明日の撮影の模様などまたご報告させていただきます。
このブログも徐々にですが毎日更新の通常運転に戻して参りたいと思っております。