4曲の強者達
今日は午後に江古田で何人かの個人稽古をして、夕方から田町稽古に移動して夜まで稽古しました。
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江古田から田町までの移動中は、普段は文庫本を読んでいます。
しかし今日私は電車に乗るとすかさず”小本入れ”を取り出しました。
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今月の18日〜28日の間に、「忠信」「藤戸」「昭君」「新作能 王昭君」という4番の能の地謡を謡うことになっているのです。
最近ではこの4番の小本を常に持ち歩き、時間があれば見るようにしています。
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短い曲ながら、戦闘シーンの謡で似た言葉が多く出てきて、謡が飛んだり、抜けたり、ループしたりする危険性のある「忠信」。
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強弱、緩急、心持などに繊細な気遣いが求められる、難易度の高い名曲「藤戸」。
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構成がかなり特殊で、また数年に一度しか出ない希曲であり、地謡の量の多い「昭君」。
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一度しか上演されておらず、従って地謡の経験も一回だけの新作能「王昭君」。
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何れ劣らぬ手強い武芸者が4人並んでいるようです。。
これから今月末までは、この強者達4曲を同時に相手にして、厳しい鍛錬を積んで参りたいと思います。