2019全宝連 舞囃子申合
今日は、今週土日に京都金剛能楽堂にて開催される「全国宝生流学生能楽連盟自演会」の舞囃子の申合がありました。
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今回の全宝連京都大会では、例年よりも多い6番の舞囃子が演じられます。
今日はこのうちの同志社大学「安宅」、京都大学「雲雀山」、甲南女子大学「加茂」、神戸大学「小袖曽我」の申合をしたのです。
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荒い曲、柔らかい曲、中之舞に男舞、ハタラキに相舞と、多様な曲がバランス良く並びました。
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令和になってから早くも3番目の舞囃子「雲雀山」に精力的に取り組む京大宝生会。
全宝連委員長自ら舞囃子「安宅」のシテを勤める同志社大宝生会。
女子大で唯一の舞囃子「加茂」を華やかに演ずる甲南女子大宝生会。
復活後初めての舞囃子「小袖曽我」に挑戦する神戸大宝生会。
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そしてそれら関西の大学に加えて、金沢大学からも舞囃子「葛城」と「鞍馬天狗」が出る予定で、この2番は囃子方の一部を金大宝生会の学生さんが受け持ちます。
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舞囃子への向き合い方にも、各大学のカラーが出ていて面白いのです。
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それにしても、今日のように4つの大学の宝生会が揃って舞囃子申合をするという賑やかな光景は、私の30年来の記憶にも無いほどです。
これは人数が増えたことは勿論ですが、関西の学生宝生流の地力が上がって来たことの現れだと思われます。
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これらの舞囃子だけでなく、たくさんの仕舞、素謡なども出る「全宝連京都大会」は、
6月29(土)30(日)の両日、金剛能楽堂にて午前11時開始です。
30日15時からは各大学を指導する能楽師による鑑賞能「船弁慶 後之出留之伝」が演じられます。
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全国各地で能楽宝生流を学ぶ学生達が一堂に会して、日頃の稽古の成果を披露する全宝連京都大会に、皆様是非応援にいらしてくださいませ。
どうかよろしくお願いいたします。