立体的な同窓会

今朝京都に移動して、昼前からゲストハウス「月と」にて紫明荘組稽古をしました。

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日曜日なので、京大宝生会若手OBOGが大勢来てくれました。

夕方に8人で「絵馬」の謡を稽古して、今日の稽古を終えると、何人かで晩御飯を食べに行きました。

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なんとなく見ていると「若手OBOG」という一括りに見えてしまう彼らです。

しかし中華料理を食べながら話し始めると、それぞれの現役時代にあった舞台や部活でのエピソードが次から次へと溢れるように出てきます。

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私が京大宝生会の仕舞を教え始めたのは約22年前。

その時に現役だった人から、つい一昨年に卒業したばかりの人までが一つのテーブルを囲んでいるのです。

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溢れ出るエピソードの大半は私も知っている出来事なので、一緒になって大笑いしました。

何か20年分の立体的な同窓会に参加しているようで、懐かしく幸せなひと時を過ごしました。

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しかし単なる同窓会と違うのは、彼らが現在進行形でモリモリと稽古していることです。

過去の思い出だけでなく、この次に計画している大稽古会の話でも大いに盛り上がりました。

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今後この立体的な同窓会は、新しい舞台経験を積み重ねてより豊かなものに発展していくと思います。

彼らの成長を見て行くことができるのは、私にとって何物にも代え難い喜びなのです。

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