良きライバル心
今日は夕方から京大宝生会の稽古でした。
先月の「関西宝連」以来の稽古になるので、ちょっと久しぶりの京大BOXでした。
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稽古の前に、一昨日に水道橋宝生能楽堂にて開催された「関東宝生流学生能楽連盟自演会」通称「関宝連」の感想を少しだけ話しました。
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東大の無本の素謡「葵上」が非常にハイレベルだったこと。
やはり東大の最後の舞囃子「敦盛」がとても良い舞台だったことなどなどです。
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東大宝生会の皆さんは、実は昨年末の関西宝連で京大宝生会が出した能「経政」をわざわざ東京から観に来てくれたのです。
勿論京大宝生会の面々はその東大さんの熱意を覚えていて、今回東大宝生会のレベルが高かったという話を聞くと
「うおお…!」
と感嘆の声を上げました。
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そしてなにかメラメラとやる気が燃え上がるのが見えたような気がしたのです。
ライバル心というやつでしょうか。
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稽古を始めてみると、大半の学生が関西宝連から仕舞を変えてきていました。
それにもかかわらず、皆ほぼ八割がた仕上がっていたのです。
関西宝連からわずか2週間で、しかも自分でここまで稽古してくれるとは嬉しい驚きでした。
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本番の全国宝生流学生能楽連盟自演会は、6月29、30日の朝11時より京都金剛能楽堂にて開催されます。
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東大さん始め全国から集まるたくさん学生さん達と、それをお迎えする関西の学生達。
先ほども書きましたが、良いライバル心は上達に繋がると思います。
色々な大学の舞台を観て、お互いに大いに刺激し合ってくれることを期待しております。