今シーズン最後の”肌寒さ”
今日は青森稽古でした。
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いつも青森に行くと何かしら面白い物事に出会うので、今回も淡く期待しながら新青森駅に降り立ちました。
やはり東京よりもかなり涼しい気温です。
湿気があり、ちょっと北国の冬の記憶が蘇るような空気感でした。
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新青森から普通電車に乗り換えて青森に向かうのですが、普通電車の中はなんと暖房がついていました。
そして乗り込んだ後にドアを閉めるボタンを押し忘れた人がいると、車内の人がすかさず「寒いじゃないまったく…」
という顔でボタンを押してドアを閉めていました。
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駅にはもう「ねぶた祭」のポスターが貼ってあり、「ちょっと早いけど”ねぶた作り”を覗きに行こうかな…」
と思って青森駅に到着しました。
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しかし外に出ると、どんよりした空から冷たい小雨が降っていたのです。
どうりで湿気があるはずです。
傘を持って来なかったので、ねぶた製作所のあるアスパムの麓まで歩くのはちょっと厳しそうです。。
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青森港前の広場に何か花でも咲いていないかと、雨を避けるように早足で行ってみました。
でも今回は花にも縁が無かったようで、広場は緑一色でした。
写真は「ヒメリンゴ」です。
花はすっかり終わり、よく見ると小さな実が出来かかっていました。
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宿に入ると部屋にはやはり暖房がついており、信じられないことに私はそれを「有り難いなぁ…」
としみじみ思ってしまったのです。
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先週末からの猛暑に参っていたのが嘘のようです。
ねぶたや花には出会えませんでしたが、おそらく今シーズン最後であろう「肌寒さ」を、今回の青森稽古で味わって帰ろうと思います。