僅か2ヶ月足らずで…!
今日は田町稽古でした。
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栃木の大学から、授業を終えて2時間かけて田町に駆けつけてくれる青年がいます。
今日約1ヶ月ぶりに顔を見せてくれました。
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彼はこの3月までは京大宝生会で稽古していて、4月から心機一転新しい大学に行くことにしたのです。
そろそろ新天地の生活にも慣れてきた頃だろうか…と思っていると、彼から驚くべき話を聞いたのです。
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「実は大学で能楽部を立ち上げました!」
え?
まだ入学して2ヶ月にもならないのに、どういうこと…⁉︎
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「知り合いを数人集めて、顧問の先生も見つけて、今大学に申請しているところなのです!」
なんと!一体どんな知り合いが集まったのでしょうか?
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「えーと、1人は”大和絵”が好きな人、あとは着物が好きな人、歌舞伎が好きな人、狂言を少し体験したことがある人などなどです」
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なんとなんと、それぞれ一癖ありそうな、面白い人達ではないですか。
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今後の活躍形態はこれから模索していくとのことですが、とりあえず6月15日の五雲会に何人か観に来てくれるそうです。
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京大宝生会からいなくなってしまうと聞いた時は寂しく思いましたが、彼の行動力はむしろ新しい大学で大きく発揮されたようなのです。
私の想像の斜め上を行く展開で、非常に嬉しい驚きでした。
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彼の大学の能楽部と、京大宝生会が今後交流していってくれると、また色々と面白いことが出来そうです。
私も出来る限りサポートしていきたいと思います。
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復活への一歩を踏み出した日本女子大宝生会と並んで、令和元年に新しく歩き出したこの能楽部が、末永く続いていくことを願ってやみません。