鬼くすべは明日ではなく…
先ほど青森稽古から無事に帰って参りました。
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青森では、遠く雪をいただく雄大な八甲田山を見ました。
桜などまだまだ気配も無かったのですが、東京三ノ輪に帰って来ると…
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近所の小学校では、桜はすっかり終わって、入れ替わりにもう藤が咲いていたのでした。
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さて、明日4月18日は私にとって特別な日付でありました。
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昨年と一昨年の4月18日頃のブログを読んでいただけると、そこには大山崎宝寺の「鬼くすべ」のことが詳しく書いてあるはずです。
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「鬼くすべ」は1300年近く前から続く伝統的な”追儺式”で、毎年4月18日に執り行われてきました。
そして私はこの15年ほど、ほぼ毎年参加させていただき、本堂で謡「鶴亀」「高砂」を奉納していたのです。
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その「鬼くすべ」が、実は今年から「4月の第3土曜日」に開催されることになりました。
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…第3土曜日。
それは水道橋で「五雲会」が開催される日なのです。
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という訳で、残念ながら今年から私はあの濛々たる煙を体験出来ないことになりました。。
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しかし数日前にあった大山崎稽古の時に、「大山崎澤宝会」の皆さんに謡「鶴亀」と「高砂」をきっちり稽古させていただきました。
当日は澤宝会のメンバーが本堂で宝生流の謡を奉納いたします。
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繰り返しですが今年の「鬼くすべ」は明日18日ではなく、今週土曜日の20日に執り行われます。
土曜日に関西でお時間のある方は、マスクかハンカチを持って、少し早めの13時頃に是非大山崎宝寺にいらっしゃる事をお勧めいたします。
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先月から稽古を始めたばかりの澤宝会の新会員さんも、早速土曜日の「鬼くすべ」に参加されるそうなので、来月の稽古で煙の感想を聞いてみたいと思います。