京大春合宿2019

今日は京大宝生会の春合宿でいつもの京都大原の民宿にやって参りました。

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4回生はもうOB枠なので、人数的にはちょっと少ないかと思っておりました。

しかし蓋を開けてみると今回は舞囃子が「船弁慶」「春日龍神」「雲雀山」の3番と、更に半能「高砂」もあって、中々密度の濃い稽古になりました。

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因みに舞の稽古は民宿離れの大広間でやっておりますが、この大広間が真ん中で仕切られており、その”鴨居”がちょっと低いのです。

身長172cmの私でも、背伸びすると頭がつくくらいの高さです。

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そして、舞囃子「春日龍神」のシテY君は、身長が190cm以上あります。

スピーディな展開の「春日龍神」を稽古していると、Y君は鴨居の下を通過する度にヒョイヒョイと頭を器用に下げて鴨居をかわして行きます。

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しかし、キリの「明恵上人、さて入唐は…」

でワキ座から後ろ向きに素早く下がって常座で飛び返りする所では、さすがに思わず「危ない!」と言いそうになりました。

ところがY君は、後ろに目があるかのように鴨居を避けて下がっていったのです。

彼曰く「稽古の時は集中しているからか、これまで一度も頭をぶつけたことはありません」

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おお、それはすごいと思ったところで、

「でも、夜に宴会している時はよくぶつけますね…」

成る程。酔って春日龍神を舞わないようにしないといけないですね。。

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という感じで、今回も色々面白いエピソードを重ねつつ春合宿は進んで行きます。

続きはまた明日。

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