続・レッド扇!

昨日は午前中に国立能楽堂にて「囃子科協議会」の能「羽衣 盤渉」の申合があり、終わって午後から松本稽古に移動しました。

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松本駅を出ると、昨夜降ったという雪がまだ残っています。

なんとなく「なごり雪」という言葉が思い浮かぶ風景でした。

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稽古が始まって少しすると、先日ブログで紹介したサッカー少年がやって来てくれました。

本格的に稽古を始めてくれるそうで、早くも「稽古扇」が欲しいとメールがあったので持って参りました。

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宝生流の稽古扇は、白地に五雲模様で雲の色が”赤、青、緑、紫”と4色あります。

そして彼の希望は”赤い五雲”だったのです。

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2年ほど前のブログで、京都の男の子がやはり”赤”の稽古扇を希望して、おそらく戦隊ヒーローの主役が「レッド」だからなのでは、と書きました。

やはり彼もそうなのでしょうか。

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そして稽古扇と一緒に”扇袋”も適当に見繕って欲しいと頼まれておりました。

こちらも”レッド”が良いのかな、とも思いましたが、ちょっと考えて松本にあるJリーグのチーム「松本山雅FC」のチームカラーである”グリーン”の袋にしてみました。

扇袋を見たサッカー少年は、幸いとても喜んでくれました。

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そして夜になり、今度は先日見学にいらした「山岳カメラマン」の男性がまた来てくださり、こちらも本格的に稽古を始めてくださるとのことでした。

稽古の最後に「稽古扇が欲しいです」と言われたので、五雲模様の4色の説明をして「何色にしましょうか?」と尋ねると…

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「そうですね…じゃあ、赤で!」

…。

どうやら戦隊ヒーローとか関係無く、赤が人気のようなのです。ちょっと驚きました。

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昨日はその山岳カメラマンの方と色々お話しをしたのですが、中でも興味深い話がありました。

その方は「イグルー」と呼ばれる”雪の家”を山の中で作る技術にかけては日本一らしいのです。

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実は昔、冬の京都北山に「イグルー」を作りに行って途中であっさり挫折した経験があります。。

いつか山岳カメラマンさんと雪山に行って、イグルー作りを体験したいという新たな夢が生まれた昨日の松本稽古だったのでした。

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