能「国栖」無事に終わりました
今日は香里能楽堂で開催された「七宝会」にて、能「国栖」のシテを無事に勤めることが出来ました。
大勢の方々にいらしていただき、見所からたくさんのパワーを頂戴いたしました。
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前シテは老人なのでどちらかといえば抑制された動きが多く、謡の細かな位取りも難しいので、精神力が試されているように感じて若干疲れました。。
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一転して後シテは強い神様である蔵王権現です。
短い時間で力を一気に爆発させて豪快に大きく舞うのはまるで100m走のようで、終わった後は同じ疲れでも何か完全燃焼して体内の雑物が全て燃え尽きたような、ある種の爽快感を感じました。
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終了後に能楽堂入口で見知った方々にご挨拶する時は、私が一番幸せを感じる瞬間でもあります。
今日も実に多くの方に声をかけていただき、何人かの方からは「国栖良かったです」と言っていただきました。
そこでまたパワーを頂戴して、それがまた次の舞台への原動力となります。
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次のシテは6月の「五雲会」にて能「鵜飼」を勤めさせていただきます。
また一層稽古を積んで臨みたいと思っております。
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本日お越しくださった皆様、誠にありがとうございました。