同明会に出演して参りました
今日は京都観世会館にて、京都の御囃子方主催の「同明会」に出演して参りました。
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御囃子方が主催の舞台なので、シテ方は観世流、金剛流もいらして、色々興味深い番組でした。
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我々宝生流の舞囃子「熊野 三段之舞」の直前には、金剛流舞囃子「弓八幡」がありました。
“舞金剛”と称される金剛流の五段神舞は、舞台狭しと縦横無尽に颯爽と駆け回っている印象でした。
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その一方で続く我々の「熊野 三段之舞」は、小書がついていることもあってシテも地謡も非常にしっかりとした位取りです。
花見をしながらも故郷の母親を案じるシテ熊野の複雑な心境を、丁寧に丁寧になぞるような繊細な舞と謡。
「好対照」という言葉が思い浮かびました。
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他にも、「五葉蘭曲」では笛と太鼓が下羽→乱→神楽→早笛→獅子と曲を次々と変化させながら演奏していたり、金剛流能「土蜘蛛」ではなんと「クセ」が途中に挟まったりしていました。
いずれも初めて拝見する番組で、大変勉強になりました。
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京大宝生会からも大勢観に来ていたようなので、後日また感想を聞くのが楽しみです。
京都の御囃子方の皆様どうもありがとうございました。