飽くなき向上心
昨日は国立能楽堂での「若手能」の後に、「京大宝生東京OB会」の新年会に参加しました。
と言っても、舞台は終わった後で、私は宴会だけの参加でした。
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宴会が盛り上がってきた頃に、20人ほどの大ベテランの京大宝生会OBの皆さんが、それぞれ近況や今年の抱負などを述べられました。
「今年は地拍子を本格的に勉強したい」
「私は謡本に自分で地拍子の○△を書き入れて勉強した。それをお薦めします」
などと、大ベテランでありながら向上心に溢れるコメントが多くて流石京大宝生会OB会だと思いました。
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一夜明けて、今日は京都紫明荘組稽古でした。
久しぶりに日曜日に設定したところ、京大宝生会の2〜30代の若手OBOGが次から次へと大勢やって来てくれました。
稽古終了時間ギリギリまで、結局9人の若手OBOGを稽古しました。
素謡「舎利」、舞囃子「東北」を始め、たくさんの仕舞や舞囃子地謡など中身の濃い稽古になりました。
それぞれ忙しい仕事や大学の合間を縫って、難しい曲に挑戦しています。
若手OBOGの向上心もまた眼を見張るものがありました。
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3月9日の東京澤風会では、昨日の大ベテランOBの皆様、そして今日京都で稽古した若手OBOGの面々、さらに現役部員達と、京大宝生会がセルリアン能楽堂に勢揃いします。
それぞれの世代の舞台が今からとても楽しみになってまいりました。