松本の氷の花
昨日の夜に名古屋から東京に帰って、今日は午前中に国立能楽堂にて来月17日開催の「式能」の申合がありました。
私は能「祇王」の地謡を謡い、終わってすぐに新宿から特急あずさに乗って松本稽古に移動しました。
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先週末から冷え込みが続いていて、茅野や上諏訪辺りは雪がかなり舞っていました。
しかし岡谷からトンネルを抜けて松本盆地に入ると幸い雪は止んでおり、この隙にと稽古場の公民館に急ぎました。
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途中にある老舗の鰹節店の前を通り過ぎようとすると、店先の路上に何やら変わったものが目に入りました。
氷の中に花が咲いています。
一辺が20㎝程の直方体です。
寒い空気の中で更に冷たそうな景色でしたが、とても冴えた美しさを感じました。
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中の花はもしかして色付きの鰹節…?
などと想像してしまったのですが、流石にお店に入って製法を聞く事は出来ませんでした。
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稽古の最中にも、入って来た会員さんが「今外は雪が降ってきました」
などと仰り、手袋すら持っていない私は帰りが不安だったのですが、幸いに私が外を歩いている時には雪には降られませんでした。
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明日は昼にまた千駄ヶ谷の国立能楽堂に戻って別の申合があり、午後から今度は仙台に移動します。
真冬の仙台の模様もまたご報告したいと思います。