2019年初稽古
今日は江古田稽古場にて、芸大受験を控えた高校生の謡と仕舞の稽古をしました。
元日に宝生能楽堂にて「謡初め」はありましたが、私の本格的な始動は今日の稽古からでした。
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芸大受験は謡の場合、ある曲を一曲丸ごと覚えて、試験会場でその一部を指定されて謡うという試験です。
どこが指定されても大丈夫なように、かなり細かく稽古しなければなりません。
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しかし、そのように一曲を何度も細かく稽古するという意味は、実は芸大受験を越えたその先のために大きな意義を持つと今日感じました。
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彼は1年前の段階では、謡本の読み方や節の謡い方も殆ど知らなかったのです。
それが同じ曲を繰り返す中で徐々に節の意味を理解していき、また「クセ」や「キリ」などの大まかな位取りなども少しずつ出来るようになってきました。
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これから膨大な量の謡を稽古していくにあたって、今回の曲で身につけた知識が大きな助けになってくれるでしょう。
まだまだ受験までに稽古を積んで、より正確な謡を身につけて試験に臨んでほしいと思います。