“命懸け”の舞

今日は辰巳満次郎師の個人演能会である「満次郎の会」10周年記念東京公演の第1日目が開催されて、大盛会のうちに終了いたしました。

私は能「安宅 延年之舞」の地謡を勤めさせていただきました。

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主に”延年之舞”について、書きたいことは無限にあるのですが、明日も第2日目が控えております。。手短かに書かせていただきます。

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“延年之舞”は、御囃子方からは「宝生流の安宅延年之舞は命懸けだ」と言われる程の舞です。

緩急で言えば比較的ゆったりとしている舞なのですが、そこで囃される御囃子の掛け声は正に”命懸け”の気迫を伴っています。

今日はその御囃子に呼応して、満次郎師の舞も「命懸け」の気合でした。

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ハリウッド映画のように、見せ場が次々にやってくる展開の能「安宅」。

その最後に舞われる命懸けの”延年之舞”。

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地謡座にいながらその迫力を感じると共に、実感として「自分がこの曲を舞ったら本当に死にそうかも…」

という思いに圧倒されてしまったのでした。

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