恒星間天体・岩船?
今日は夕方から田町稽古でした。
行きの地下鉄で読んだニュースに興味を引かれました。
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昨年発見された「オウムアムア」という耳慣れない名前の小天体のニュースです。
「オウムアムア」とはハワイの言葉で「遠方よりの最初の使者」という意味で、この葉巻型の小天体は天体観測史上初めて太陽系の外から飛来した”恒星間天体”だそうです。
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そしてニュースによると、アメリカ・ハーバード大学の天文学者が「オウムアムアの正体は異星人の送った探査機かもしれない」との説を発表したそうなのです。
太陽から遠ざかる速度が予想より早く、これは太陽光をエネルギーとする”ソーラーセイル”という人工的な装置を搭載している可能性があるとか。
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実は能にも「宇宙から飛来した船」の話があります。
能「岩船」のストーリーは神話における「天磐船」の話を基にしており、「岩で出来た船が、天から地上に宝物を積んで降りて来た」というものです。
この話は何やら今回の「オウムアムア」に通じるところがある気がするのです。
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天体観測が始まるはるか前の時代に”恒星間天体”が遠くの宇宙からやって来て、その岩で出来た天体は実は宇宙船であり、中から異星人と、他の星の珍しい品物が地球にもたらされたかもしれない。
そしてその話が神話になり、やがて能「岩船」が作られた…
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つまり”岩船”こそが真の”オウムアムア”ではなかろうか。
…などと夢想するのは実に楽しく、地下鉄はあっという間に三田駅に到着したのでした。