亀岡の花々・隙間花壇〜花実の時を違えず〜

「隙間花壇」のコーナーがすっかりご無沙汰になってしまいましたが、ちゃんと去年同様に夜には”オシロイバナ”がたくさん咲いており、また今朝は亀岡稽古の行きがけに真っ赤な”ヒガンバナ”が咲いているのを見つけました。

「草木心無けれども、花実の時を違えず」という謡の通り、ちゃんと昨年と同じ時期に顔を見せてくれました。

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その後亀岡に移動して稽古場に到着すると、こんな光景が目に入りました。

先日の台風21号の影響で、何十本という木が倒れてしまったそうなのです。

中には100年近い樹齢の木もあったとか。

痛々しい光景でした。

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そして去年ブログで書いた、渡りをする蝶”アサギマダラ”がやって来るという”フジバカマ”の花が今年も咲き始めていました。

何ヶ所かの”フジバカマ”を見てみたのですが、”アサギマダラ”はまだ時期が早かったのか見つかりませんでした。

これから来ると思われますが、「もしかしたら台風の影響を避けて、関西を迂回して渡ってしまった可能性もある」と聞きました。

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今年の異常気象は、蝶や鳥の渡りにも影響するのかもしれません。

アサギマダラがこの秋も無事に南国への旅を終えてくれるように、ただ祈るのみです。

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今回は新しい花を探す時間があまりありませんでした。

急いで探したのがこちら。

これは「イヌショウマ(犬升麻)」です。

食用になる「サラシナショウマ」に似ているけれど異なるので、「非升麻(イナショウマ)」から訛って「イヌショウマ」になったという、ちょっと可哀想なネーミングの花です。

花自体は白とピンクが混じった綺麗な色どりでした。

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熱帯植物園の中に鮮やかな花を見つけました。

これは「ショウキズイセン(鍾馗水仙)」という植物で、ヒガンバナの仲間だそうです。

黄色いヒガンバナがあると最近聞いたばかりなのですが、これがそうなのでしょうか。

写真は私の好きな田中一村の絵にありそうな構図になりました。

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今日はこれにて失礼いたします。

次回の亀岡稽古はもう10月半ばになるので、季節はだいぶ移ろっていることでしょう。

またその折の花をご紹介したいと思います。

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