リラ冷えの朝
昨日今日は季節外れの寒さでした。
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東京も気温が低かったようですが、青森は夜に稽古を終えて外の気温計を見ると7℃。
駅や宿などそこここで暖房が効いていました。
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今朝も宿を出ると冷たい風が強く吹いており、少々震えながら青森駅に向かいました。
すると、青森港横の広場に綺麗な花が咲いています。
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「ライラック」と札に書いてありました。
札幌の花というイメージがあり、実物を見るのは多分初めてです。
「ライラック色」とも言うべきグラデーションのかかった紫の小さな花が、15㎝程の高さに房状に咲いていて、印象に残る姿でした。
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確かライラックは「リラ」とも言い、「リラ冷え」という言葉があったような…と思って調べてみました。
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するとやはり「リラ冷え」とは、北海道においてライラックの花が咲く5月頃に急に寒さが戻る事を意味するそうです。
昨日今日は、北海道のみならず本州でも「リラ冷え」が体感出来た日だったのでしょう。
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上の最初の写真でライラックの右側に白い花が咲いていますが、これは林檎の仲間の「姫林檎」だそうです。
林檎もライラックも、北国に初夏の訪れを告げる花でもあるそうです。
今回の「リラ冷え」が過ぎたら、東北や北海道にも暖かな初夏の陽射しが注ぐように願っております。