舞台ラッシュ
何事にも「波」というものがありますが、やはり私の仕事にも明確に「波」があります。
例えば昨年は、3番あったシテが2月「兼平」、4月「百萬」、7月「半蔀」とほぼ上半期で終わりました。
そしてツレについても、昨年10月22日の宝生会別会にて「安宅」の同行山伏を勤めたのが最後で、なんとそれ以降現在まで、かれこれ5ヶ月も胴着を着ていないのです。
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ところが、来月の頭から夏にかけて、今度は立て続けに役をいただく事になりました。
4月7日:能「正尊」立衆(金剛能楽堂15周年記念)
4月21日:能「雲林院」シテ(七宝会麗春公演)
5月3日:能「巻絹イロエ」ツレ(大本みろく能)
5月18日:能「俊成忠度」俊成(興福寺薪御能)
5月25日:能「夜討曽我」シテ(宝生会夜能)
6月9日:能「熊野膝行三段之舞」ツレ(京都満次郎の会)
と、この半年間何もなかったのが今後2カ月で6番の役をいただいたのです。
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更にまた、まだ詳細未定なのですが、夏には私にとって初めての「薪能」のシテを舞わせていただくお話もあります。
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郁雲会澤風会が無事に終わったタイミングで、今度は自分の役に全力投球出来るのは大変に有り難いことです。
ここから暫くは、自らの舞台に力点を置いて日々を過ごしたいと思います。
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とは言っても、もちろん澤風会の稽古も変わらず頑張って参ります。
会員の皆さまにはどうかよろしくお願いいたします。
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また、皆さま上記の舞台を是非とも見にいらしてくださいませ。
こちらもどうぞよろしくお願い申し上げます。