萬融会新年会

今日は亀井雄二さんの社中会「萬融会」の新年会に出演して参りました。

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桑田佳祐は昔の唄の中で「互いにギター鳴らすだけで わかりあえてた奴もいた」と唄っています。

私にも「となりで謡を謡うだけでわかりあえる」ような仲間が何人かいて、亀井雄二さんはその一人なのです。

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彼は東京芸大で私のひとつ下の学年であり、初対面の時には彼はまだ高校生でした。

それ以来、芸大の4年間→内弟子生活8年間と計12年間を毎日一緒に過ごしました。

その期間、喜怒哀楽を殆どすべて共有して修行したのです。

そして内弟子を卒業した後も、同じ楽屋で働く同僚であり、また「七葉会」のメンバーとして毎年夏にひとつの舞台を作り上げる仲間としてやって参りました。

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更にまた「萬融会」は、宝生能楽堂の「謡曲仕舞教室」の卒業生の皆さんと、「慶應大学宝生会」の学生やOBOGが核になって構成されているという点でも、私の「澤風会」と似ている気がして親近感を感じます。

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初対面の時には高校生だった亀井雄二さんが、内弟子を経て独立して立派な会を主宰して、今日の新年会場に到着すると楽屋には奥様と可愛いお嬢さんもいらして…というのは、何か不思議な気持ちになります。

そしてこれからもお互いの人生をずっと共に能楽師仲間として過ごしていくのです。

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萬融会と澤風会、また亀井雄二さんと私が、これからも切磋琢磨して成長していけるように、私も頑張って参りたいと思います。

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