申合の囃子の速さ
今日の江古田稽古では、一昨日の郁雲会澤風会申合で能や舞囃子を舞った人達が、早速その時に録音した音源を使って稽古をしました。
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申合の時には、基本的に囃子方は「正しい速さ」をキープして打つことになっています。
つまり、シテが間に合っていなくてもそのまま淡々と打ち続けて、足拍子のタイミングなどが合わない時には私がその場で素早く直したりするわけです。
極端な話、型が多少抜けたり間違えたりしたとしても、そのまま流して打っていただいて、全部終わってから私が直した方が良いのです。
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何故かというと、申合でシテに合わせて緩急を変えて打ってしまうと、その音源で稽古出来なくなってしまうからです。
今回の申合でも概ねそのように正しい速さで打っていただけたので、適切な速さの音源が録れたと思います。
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なので申合で早すぎたり遅すぎたりした人、型を間違えてしまった人も、申合音源であと1週間稽古して、それに合わせられるようになれば良いわけです。
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江古田稽古もあと残り1回になりました。
皆さん順調に手順を踏んで稽古されているので、次の稽古で最後の仕上げをすれば、当日は安心して舞台に臨んでいただけると思っております。