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室町オリンピック…?

先日北の街で、また面白いイベントを見つけました。




縄文オリンピックの略なのでしょう。

下は競技内容の拡大図です。

名前だけでは詳細がわかりませんが、おそらく縄文人が必要としていただろうスキルを、やさしく面白い競技にしたものと思われます。

これを見てあることを思い出しました。

随分昔ですが、アラスカのアンカレッジの街で「ワールド・イヌイット・オリンピック」というものを見たことがあるのです。

これはやはりイヌイットの生活に欠かせない、狩猟や採集を競技に仕立てた大会で、例えば5人チームで1人が獲物役になり、4人で手足を持って運ぶ競争とか、木ノ実に見立てたボールに蹴りで届く高さを競う高跳び競技などがありました。

会場は大きな体育館で、驚くほど大勢の人が観戦して大変な盛り上がりでした。

…能楽は、そもそもが国土安全を祈るものなので、競うことにはあまり向かないと思います。

しかし、能楽そのものではなく、ジョモリンピックやイヌイットオリンピックのように、能楽に必要なスキルを競技にしたら面白いかもと思いました。例えば…

・摺り足100m走。

・110m欄干越え走(ハードルの代わりに欄干が沢山並んでいる)。

・チームを組んでの作り物早作り競争。

・笠投げ(男笠をフリスビーのように投げる距離を競う。またはカーリングのように、中央の的に近く落とすのを競う)。

・紋付袴早たたみ競争。

…ちょっと無理めでしょうか…。

現在世界中にある競技の多くは、人間の生活に必要な、あるいは必要だった行動を競技にしたものです。

能楽には昔の日本人の動きが多く残っているので、これを競技に応用するのは意外に理にかなっている気もするのですが…。

「ふざけすぎ!」とお叱りを受けるようでしたら、お詫びして撤回いたします。。本日はこれにて。

1件のコメント

  1. 陸上部ご出身の澤田さんらしい楽しいお話ですね。
    古代オリンピックでは、神を讃える祭典として、競技の形で、磨きをかけた技を披露することが奉納だったのではないかと思われます。ですから、根本は同じかも!

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