新しい仕舞の決め方

今日は七葉会が終わってから初めての松本稽古でした。

何人かの方々は、今日から新しい仕舞の稽古を始めます。

新しい仕舞の曲を決める時には色々考慮する要素がありますが、私の場合先ず最初に考えるのが次の2つの要素です。

①始めてまだ日数が浅い方には、急に難しくならないように、経験して来た型が半分、新しい型が半分くらいある演目を。

②ベテランの方には、逆にガラリと違う雰囲気で、面白い特殊な型が幾つか出てくる仕舞を。

更にこれに加えて、

③年齢、性別、性格、稽古の頻度、次の舞台までの時間。

等を加味して、何曲か案を考えます。

最後に決め手となるのは、

④本人の好み、本人の希望。

ここで大逆転して、私の案とは全く違う演目になることも多いです。

しかし私の経験では、余程の難しい演目でない限り、④を優先するのが一番良い結果に繋がります。

やはり思い入れのある演目を稽古すると、稽古にも熱が入るので上達が早いのだと思います。

今日もおかげさまで、無事に新しい仕舞が何曲か決まりました。

10月の松本澤風会に向けて、また頑張って稽古して参りたいと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です