有流友自遠方来 不亦楽
今日は京都下鴨・紫明荘の稽古だったのですが、普段の紫明荘組に加えて遠方より沢山の方々がお見えになりました。
茨城県より1人、信州松本より2人、越前福井より2人、遠州浜松より1人…と言った感じで、何かお盆休みの実家のような大賑わいでした。
紫明荘最年少の男の子のお祖母様や、明日京都である太鼓の発表会のためにいらした方々など、事情は様々でしたが共通点は「とりあえず宝生流は稽古している」という事でした。
皆さん興味津々で紫明荘組の稽古を御覧になっています。
普段おられない方々の視線がこれだけ沢山集まると、仕舞を稽古している人にとっては殆ど本番に近い雰囲気になります。
紫明荘組は緊張して、何でも無いところで間違えたりしましたが、これはむしろ有り難いシチュエーションだと思いました。
本番2ヶ月前になり舞もほぼ覚えて来た段階ですが、今日の緊張感の中で、1人で舞うと間違えやすいポイントが幾つか明らかになりました。
この経験を糧に、10月1日の京都澤風会が良い舞台になるように、一層稽古を頑張っていきたいと思います。
各地で宝生流を学ぶ人達が、紫明荘のひとつの卓を囲んで和やかに会話されている様は、まさに論語の一節が具現化しているように見えました。
遠方よりの皆さんどうもありがとうございました。