通訳ガイド研修

今日は宝生能楽堂にて、「通訳ガイド研修」のお手伝いをして参りました。

これは日本人通訳の方々に、能楽を英語やフランス語、スペイン語やイタリア語などで紹介してもらう為の研修です。

私は今日初めてお手伝いしたのですが、通訳の方々10数人が、楽屋ツアーや体験型ワークショップを通して、能楽全般を所々英訳しながら研修しておられました。

能楽の歴史的背景のレクチャーから始まり、囃子や装束を見、また謡や型の稽古をして、更に面をかけて橋掛りから舞台へ出てみたりなど、研修内容は多岐にわたっていました。

その後通訳の皆さんは能「羽衣」の一部を、やはり通訳の為のアドバイスなどを受けてから鑑賞されました。

私のお手伝いはここまでだったのですが、更に座学の時間があり、最後に修了証が発行されるという事でした。

昨今は日本に来られる外国の方が増えて、これから先は更にそういう方々に能楽をPRする機会が増えていくと思います。

その時に能楽の精神性までも含めて正しく通訳してもらうことは、能楽のみならず日本そのものを知っていただく為に、重要なことだと思います。

実は今回、私の小中高の同級生で現在澤風会江古田稽古場の会員でもある、英語通訳の勝木一郎さんが研修に参加してくれました。

通訳の仕事をしている彼が、澤風会で能楽宝生流の稽古をしており、更に能楽を通訳するための研修も受けてくれたということは、大変意義深いことです。

これから彼には、能楽を英語圏の人に紹介する仕事をどんどんしていってもらえたらと思います。

勝木さんどうかよろしくお願いいたします。

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