撮影のお手伝い

昨日は水道橋で、写真撮影のお手伝いをして参りました。

私は、どんな分野であれ、プロフェッショナルがチームを組んで働いているのを見るのが好きなのです。

昨日の撮影カメラマンは2人組のチームでした。

お2人は沢山のカメラ、三脚、レフ板や、私の知らない機材を駆使して、やはり私にはわからない専門用語を交わしながらスムーズに撮影を進めておられます。

特に「光」がシテのどの部分をどれ位照らすかに気を遣っておられるようでした。

ほんの僅かな光量の変化によって、写真は全く別の物になってしまうようです。

カメラマンの方から「ここは装束の裾から足が見えていても良いのでしょうか?」とか「作り物の柱がバランス良く見えるように、少し角度をずらしても大丈夫ですか?」といった質問や要望が出ると、我々が能楽サイドの眼線で可能な限り対応します。

ひとつのシーンを美しく見せる為に、写真家はどこにポイントを見出し、どう調整してほしいのか。

これらを知ることは、「自分の舞台をどうやって美しく見せるか」ということにも通ずると思います。

プロフェッショナルの小気味良いお仕事ぶりを拝見出来ると共に、色々自分の勉強にもなった一日でした。

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