満次郎先生の舞囃子稽古

昨日は香里能楽堂にて、全宝連東京大会に出す京大宝生会の舞囃子「高砂」と「班女」を辰巳満次郎先生に稽古していただきました。

超御多忙なスケジュールの中、学生にも熱い稽古をつけてくださる満次郎先生。

京大宝生会が到着した時には、舞台では神戸大学宝生会が熱い稽古の最中でした。

昨年復活して、今年もめでたく新入生を迎えた神戸大学。東京大会での舞台が楽しみです。

そして京大の稽古になりました。

満次郎先生の稽古は、皆本番と同様か、むしろ本番以上の緊張感で臨みます。

私もまた同じように緊張いたします。何しろ学生は、もしかすると一生に一度かもしれないという覚悟で舞囃子に挑戦するのです。

一通り舞い終えての先生のご注意を、シテは無論のこと地謡も頷きながら食い入るように見聞きしています。

「構えた時の上体はもっと力を抜いて、下に向かって力をグッと入れて」「中ノ舞の笛が吹き出す時の囃子の手を覚えること」と言った様々なご注意をいただき、最後に「大体良いでしょう」というお言葉をいただいて、稽古は無事終わったのでした。

あとは京大で最後の仕上げの稽古をして、全宝連当日の早朝にある申合を迎えるわけです。

この他に仕舞や素謡もあり、学生は授業やバイトの合間を縫って、本番までBOXで毎日稽古することでしょう。

彼らの熱い舞台を是非ご覧いただければと思います。

全国宝生流学生能楽連盟自演会:

6月24日(土)25日(日)  水道橋宝生能楽堂にて両日とも朝10時始曲。

因みに舞囃子は土曜日の12時半〜13時頃からです。

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