関西宝連良い舞台でした。

昨日の関西宝連はおかげさまで無事終了いたしました。

能楽堂デビューの新入生達は、一挙手一投足が実にぎこちない感じて、ガチガチに緊張しているのが手に取るようにわかり、それがまた何とも晴れがましい初舞台の雰囲気を醸し出して良かったです。

先輩達は、半年前の大会から比べて其々が一段高いレベルに上達していて、冬の間にきちんと稽古して来たのだなあと感心しました。

無本で長い素謡を謡う学校があったり、2人だけの部員が、ひとりはシテ、ひとりは地謡で頑張って仕舞を出したり、大変気迫のこもった舞台が沢山見られました。

最後には我々職分の番外仕舞があり、更にその終わりには附祝言を謡って終わる慣わしです。

今回の附祝言は、高砂の「千秋楽」でした。

附祝言はいつ謡っても気分が良いものですが、特にこの学生の舞台の最後に、学生全員とその御家族やお友達、関西のお弟子さん達やお客様がずらりと揃った所で謡う祝言謡は、関西の宝生流が一体になって盛り上がっていく感じがして、感慨も一入です。

今回はお客様にとても沢山いらしていただき、見所が一日中賑やかでした。

終了後の宴会で、隣の部屋の体育会系クラブの宴会が実に見事な盛り上がりで、こちらも負けじと大声で新入生の紹介などをしたのも、これまた如何にも学生の街京都という感じがしてむしろ良かったです。

学生の皆さん、本当にお疲れ様でした。舞台の大成功おめでとうございます。

見に来てくださった皆様、どうもありがとうございました。

次は来月6月24、25日の全宝連東京大会に向けて、また頑張って参ります。

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