四条五条の橋の上
京都はこの週末、桜が満開です。
街中は正に能「熊野」の「四条五条の橋の上 老若男女 貴賎都鄙 色めく花衣〜」の謡の風景を現代に置き換えたような状態で、大変な人出でした。
海外からの観光客が多いのが当時と一番違う所でしょうか。
今日は雨模様になってしまいましたが、昨夜は京大稽古の後で部員達と円山公園まで歩いて花見に行きました。
円山公園では佐野藤右衛門さんの枝垂れ桜が丁度満開になっていました。
細かい雨は降っていたのですが、「桜狩 雨は降り来ぬ 同じくは 濡るとも花の陰に宿らむ」の心で傘は使わずにお花見をしました。
上の和歌が折り込まれた能「右近」は、来週15日に私が能「百万」を舞う五雲会にて、亀井雄二さんが舞われます。
春の曲が揃った今回の五雲会です。能楽堂で春を体感しに、是非お越しくださいませ。
五雲会は水道橋宝生能楽堂にて、4月15日(土)正午始です。