本番前の最後の稽古
澤風会本番がいよいよ明後日になりました。
各稽古場で「本番前の最後の稽古」が行われ、今日は江古田稽古場で最後の稽古が無事終わりました。
私の場合、本番の2週間前位の稽古で一番細かく注意をして、あとは本番に向けてむしろ途中で止めて直す回数を減らしていきます。
直前の稽古では、極端な場合「間違っていてもそのまま流す」事も敢えてしたりします。
最後まで止まらずに舞終えてから、「あそこは本当はこうです」と言うようにしています。
このように教える人は少ないかもしれませんが、私の場合一つには「間違えると止まる癖がつくと、本番でもそうなる恐れがある」と考えて、止めることを少なくしています。
また最後まで流して見る事によって、間違いの原因がわかる事があります。「あそこの型と似ているので混同しているのだ」という風に。
ただ直すよりも、「あそこは左足から出るが、ここは右手が上がっているから右足から出る」というように理屈を含めて指摘する方が、理解してもらいやすい気がします。
今日に至るまで色々うるさく言って参りましたが、とにかく皆さん、これまでとても頑張って稽古をされました。
明後日の本番ではどうか自分を信じて、萎縮せずに思い切り舞台を楽しんでいただきたいと思います。
明日は本当に最後の直前稽古があります。そこに来られる方は、もうひと頑張りしましょう。