今井神社へ 前編
今日は松本稽古。新宿から特急あずさに乗りました。終点松本まで、乗り換え無しで一本です。
でも今日は松本の前に、もうひとつ目的地がありました。
今井四郎兼平の出身地にあり、兼平自身を祭神とする今井神社に詣でたいと思い立ったのです。
色々調べた情報では、交通がかなり不便な所のようで、松本のひとつ手前の塩尻で下車してタクシーを使うしか無さそうです。
まあ東京は快晴でしたし、一昨日無事終わった能兼平の御礼参りには良い日和かと思っていました。
ところが、長野県に入って諏訪湖の辺りまで来ると、俄かに雪が降り出しました。結構な本降りです。
今年は行く先々で雪に見舞われるので、今回もまたか…という感じです。
塩尻で本降りならば、参詣は次の機会にしようかとも思ったのですが、諏訪からトンネルを越えて塩尻に着く頃には何とか小止みになってくれました。
塩尻で下車して、次のハードルは肝心の今井神社へのアプローチです。
駅前のタクシーに乗って「今井神社に行きたいのですが」と言うと、案の定「え?今井神社?」という返事で、運転手は全く道を知らない様子です。
仕方ないので、近くにある筈の郵便局の住所をカーナビで検索してもらい、とりあえずそこまで行こうと塩尻駅前を出発。
西に向かってアルプス方面に進んで行くと、やがて人家は消えて左右一面の葡萄畑です。
初夏にドライブかサイクリングするには最高の道でしたが、2月の今は寒々とした風景です。アルプスも雪雲に半ば隠れていました。
しばらくは人気がまるで無くて、不安になった頃、道はまた集落に入って来ました。
この辺りが「今井地区」のようです。
郵便局を過ぎて、それらしい木立を目標に走ってみると…
「あ、鳥居が見えます!」
今井神社に辿り着きました。
参詣の様子はまた明日。